とめ吉の底辺からの人生の始め方

高校中退引きこもりコミュ障な僕がドクターになるまで

歯科大学の内情と注意するべきポイント

高卒認定試験合格後、たっぷり時間を使い勉強ができた為とめ吉はドクターになるため歯科大学へと進学することができました。

実際に入学してみると、歯科系大学は通常の大学と違い特殊な点が多々ありました。

この記事では歯科大学の内情を卒業生ならではの視点で事細かに紹介していきたいと思います。

歯科大学に入学!とめ吉がまず驚いたこと。

入学時の平均年齢が高い

とめ吉は現役合格だったため18歳で入学となりましたが、その時の同級生の平均年齢はおよそ23歳でした。なかには50歳近い方もいてびっくりした記憶があります(その方はサラリーマンをして経済的に余裕ができてから受験したんだと言ってました)

基本お金持ちしかいない

9割がお医者さんの息子であり(担任が言ってました)皆さん別世界の人達という感じでした。10代で外車に乗っているとかざらでしたし、コンビニ居酒屋などのアルバイトもしてる話を聞いたことないぐらいでした。

とにかく変わった人が多い

育ちがいいせいかいろいろな意味で変わり者が多かったですね。

とめ吉はその中ではまだ普通よりの人間だったのでバイト先の人とばかり遊んでいた記憶があります。

在学中の学業に関して

1科目でも単位を落とすと即留年

基礎科目、臨床科目を含め様々な科目を勉強するんですが他がどんなに良くても1科目でも合格点に達しない、もしくは3分の1以上休むと留年。もう一度すべての科目を1年勉強しなおさなければなりません。

学業の内容には様々なものがある

基礎科目として美術や体育、英語経済学など医療以外のにも様々なことを学びます。

逆に医療の分野でも御献体使わせていただき全身の解剖など、歯科大学でもつっこんだ内容の実習もあります。

カエルやネズミを用いた実験など一部の方にはどうしても受け入れられないものもあるかもしれません。

3年生から授業の内容が変わり急に忙しくなる

基礎科目が終わり、レポートの提出やパワーポイントでの発表などやることが多くなりアルバイトとの両立は困難になってきます(2つ掛け持ちをしていたとめ吉は寝る時間が全然ありませんでした)

5年生から臨床が始まるのでさらに忙しくなる

臨床では様々な科をまわることになるんですが、科によってはめちゃめちゃ忙しかったり、めちゃめちゃヒマになったりで落差がすごいです。

とめ吉が思う歯科大学入学から卒業まで気を付けるべきこと

先生の要求には頑固にならず素直に従いましょう

狭い世界なので教員もおかしな変わった要求をしてきますが、単位を一つでも落とすともう1年なので教員の要望どおりにするのが得策です。

実際にとめ吉が言われたこと

  • (大した意味のない)レポートを何十枚も書いてこい
  • 髪を黒くしたら進級させてあげるよ
  • 襟付きの服じゃないと実習させないよ

留年する人が多くストレートで卒業するのは少し難しい

歯科大学は6年制なんですが、その中でも3分の1ぐらいは途中で留年していきます。

特に現在は卒業試験を難しくする傾向があるそうです。

ちなみに同じ学年は3回しかできないのでそれを超えると無条件退学となります

(周りには何人もいますが、30歳近くで世に放り出されると本当大変です)

6年間ずっとアルバイトを続けるのはなかなか難しい

とめ吉はずっとバイトを2つ掛け持ちしていたので理論上は可能ですがかなり厳しい生活になります。ちなみに研修医になってからのアルバイトは禁止されています。

無事卒業できても国家試験を合格できなければドクターとして働くことはできない

頑張って歯科大学卒業しても、合格率60%程度の試験に合格できなければ大卒の資格以外何の意味もないです。

とめ吉の周りにも国家試験の合格を諦めた同級生は沢山います。

ちなみに国試浪人をすると9.5割ぐらいの人が国家試験の予備校にはいるんですが、1年の授業料が200~300万ぐらいとかなり高額なんですよね・・

2浪とかしちゃうと合格率10%ぐらいにまで下がった気がします。

歯科大学に入学しても最終的に歯科医師国家資格が取れないとかなり厳しい

卒業は無事できたとしても資格が取れなければその後の人生はかなり厳しいものとなります。

なにせ歯に詳しい大卒ってだけなので本当つぶしがきかないです。

 

 あとがき

 

大学生活は誰にとっても今後の人生の上で大切な時期だと思います。

とめ吉は大学入学後過去問を手に入れたり、班ごとの実習においてコミュ力の増強に力を入れました。

具体的には人と触れ合うアルバイトをとにかく増やしました。

様々なアルバイトを経験しましたが、その時に転機と言ってもいいぐらい自分を変えてくれたバイトと出逢うことができました。

 

そのアルバイトとは

 

パチンコ屋です!!


最初キレやすくコミュ障であったとめ吉にはお客さんに理不尽に文句を言われる業務内容、身近にいないタイプの同僚は耐え難いものでした。


しかし、時間が経つにつれてとめ吉自身に変化が訪れます。


理不尽に怒られ過ぎて、大体の事が些細なことに感じるようになり段々と感情的になるような事がなくなりました。
それに付随しておおらかになることによりコミュ力も向上し、人見知りもしなくなりました。
同僚の人柄の良さにも救われたのかもしれません。

今考えるとこの経験が大学生活一番の宝になりました。

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にしても、昼は解剖実験やドクターになる為の勉強をしながら、夜パチンコ屋で働く人間はとめ吉以外そうそういないと思います・笑

 

似たような境遇の方いたら是非参考にして頂けると嬉しいです。

 

次は歯科医師国家試験合格後の病院臨床研修について記載していきたいと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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